2013年3月13日水曜日

アニマルCG

初記事は、アニマル(蛙)のCGモデリングから実写の合成までの10秒の作品です。
ちなみに課題です。

いきなりボリューミーな内容ですが、制作していた時の資料があまり見つからないので
さらっと終わってしまうかな・・・ということでこんな感じです。




さて、まず蛙のモデリングです。


モデルはラフに1日程度で作りました。
間違えて目玉のメッシュを増やしたまま作ってしまい
体のポリ数 ≒ 片目のポリ数 という変な状態になっております。

モデルは最初は実写素材(リファレンス)を参考にしていたのですが
筋肉の流れとか見てたらグロ系が出てきてしまいゲンナリしてしまったので
海外のチュートリアルサイトを結構参考にしました。
(爬虫類系は結構多いので作られる方は見ておくと良いかも)




続いてテクスチャは実写素材(リファレンス)からPSのコピースタンプでぺたぺたしました。
UVのつなぎ目はPSのCS4くらいからの新機能の3Dナントカ(忘れました;)で
objデータとテクスチャを読み込み、PS上で3Dモデルをくるくる回しながらぺたぺたしたら
綺麗につなぎ目が無くなります。

そして、綺麗にできたテクスチャを白黒にして階調を弄り
スペキュラマップとバンプマップにします。
出来たらmayaの高精度モードで見てみると結果がわかりやすいと思います。
まぁ実質ぺたぺたしてただけなので1日くらいで終わりました。



そして、セットアップは骨格を見ながらジョイントを配置。
(ジョイントに関しては人型セットアップの時にまた書こうと思います。)
意外と骨だけだとグロさもないのでじっくり見れます。

rigは手足にIK handleを仕込んだだけのお粗末なものです。

そして、実写素材(リファレンス)を見ながら
1、喉仏
2、サイドの肺のふくらみ
3、まばたき(右と左)
の計4つのブレンドターゲットを作成。

とまぁ普通のことしかしていないので半日ちょっとくらいでセットアップ終了。




そして実写の撮影ですが、後々のライティングや3Dトラッキングのことを考え
出来ることなら屋外が簡単と思います。
タイルなどトラッキングしやすいモノがあると尚良いと思います。

ここは撮影する友達のどさくさに紛れて撮影してしまったので1時間くらいでしょうか。




3Dトラッキングするboujouについてはほぼオートでやったので割愛します。
ただ初めて触ったのでよくわからず半日くらいかかりました。




そして、アニメーション
これまた実写素材(リファレンス)を見ながら制作。
でもあまり良い素材が見つからず7割強はイメージでつけてしまいました。

ここはCGアニメーションのクオリティを大きく左右するのでできれば実写素材(リファレンス)を
忠実に再現するくらいの方がいいのかなと思います。
自分である程度出来たと思っても他人から見たら不自然なんてこともあるので
私もここは先生や友達からアドバイスを貰ったりしました。

ここは2日強くらいかかったと思います。




レンダリングはリニアワークフローなんて言葉は全く知らなかったので
アンビエントオクルージョン以外一発レンダリングです。
学校のPCで一日くらいだったと思います。





最後、コンポジットですがAEを使って馴染ます努力をしました。
CGを実写に合成して馴染ませる上で重要なポイントは2つあると思います。

ひとつめは、あえてガウスをかけることです。
作り手としてはせっかく綺麗にテクスチャとか書いたのに!となると思いますが
実際今回のような小さい生き物はピントが合いにくかったり、
大きい生き物でもCGの様に綺麗に映る事はありませんのであえてぼかします。

そして、ふたつめはノイズを乗せることです。
これも上の理由と同じ様な感じです。
AEならグレイン(マッチ)や単純なノイズでも良いと思います。

・・・とまぁ先生やGoogle先生も仰っておりました。
最終的な判断はこれまた実写素材(リファレンス)を見ながらということになります。
だいたい一日強くらいかかりました。




はい、そんなこんなで出来上がったものがこちらです。


Frog CG Animation from Takayuki Yanagisawa on Vimeo.


課題としての制作期間は結構あったのですが、他にやりたいことがあったり
ぐうたらしてたりで実制作期間は一週間程度です。





結構さらっと書いてしまったので何か不備や質問等あればいつでもコメントお願いします。
できるだけ早く対応しますのでー

応援的なコメントもあると嬉しいです(*^ ^*)

1 件のコメント:

  1. お疲れ様です。
    フェイシャルアニメーションを日々勉強している学生です。

    3D制作の全工程を知れるいい内容でした。
    リファレンスは大切ですね。

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